匂ひ、か (巻 47 あけまき-1652)

ページ: 1652巻: 47 あけまき書籍: 校異源氏物語
元テキストを見る香りの源
中の宮の御髪
性質
なつかしう
連想される匂い物質
髪の香り
場所
中の宮のそば
知覚者
薫
時間
不明
状況
中の宮が櫛で髪をかきあげると、昔のままの懐かしい香りがさっと匂った。
効果
懐かしく感じている。
前の文
おもふへくはさらに思かけ侍らさりしにことやうなるへき契ありけむをうし
本文
くしをかきやるにさとうち匂ひたるたゝありしなからのにほひになつかしうか
後の文
たうこそあれなにかことにてこの人をすこしもなのみなりしと思さまさ
現代語訳
櫛で髪をかき上げると、さっと匂ったただ昔のままの匂いに、懐かしい香りが
English Translation
As she ran a comb through her hair, a scent suddenly wafted, and in that unchanged, familiar smell from long ago, a nostalgic fragrance...