にほへる, 袖のか (巻 45 はし姬-1532)

ページ: 1532巻: 45 はし姬書籍: 校異源氏物語
元テキストを見る香りの源
かりの御そ
性質
いひしらす
匂いの担い手
御そ, 袖
連想される匂い物質
薫の身体、衣服の薫香
場所
宇治の邸
知覚者
とのゐ人
状況
薫が脱ぎ捨てた狩衣を宿直の役人が着ている。その衣は言いようもなく香っており、その袖の香りが自分には似つかわしくないと感じている。
効果
につかはしからぬ
感情
不快
前の文
むにいみしきかりの御そともえならぬしろきあやの御そのなよ〱といひしら
本文
すにほへるをうつしきて身をはたえかへぬものなれはにつかはしからぬ袖のか
後の文
を人ことにとかめられめてらるゝなむ中〱所せかりける心にまかせて身をや
現代語訳
言いようもなく香っているのを移し着て、身は取り替えられないものなので、似つかわしくない袖の香が、
English Translation
He put on the garment, which was imbued with an indescribable fragrance, and since one cannot exchange one's own body, the unfitting scent of the sleeves...