にほひ (巻 42 にほふ兵部卿-1435)

ページ: 1435巻: 42 にほふ兵部卿書籍: 校異源氏物語
元テキストを見る香りの源
薫中将(の身体)
性質
此世のならす
匂いの担い手
あたり
連想される匂い物質
(不明、生まれつきの体臭)
場所
薫中将のいるあたり
知覚者
(語り手、人々)
時間
(常時)
状況
薫中将の生まれつきの身体の香りが、この世のものとは思えないほど不思議なものであること。
効果
あやしきまで
感情
驚嘆畏敬
前の文
はつかしけに心のおくおほかりけなるけはひの人にゝぬなりけり香のかうはしさ
本文
さそ此世のにほひならすあやしきまてうちふるまひ給へるあたり遠くへたゝる
後の文
ほとのをい風にまことに百ふのほかもかほりぬへき心ちしけるたれもさはかり
現代語訳
その香りは、この世の香りではなく、不思議なほどで、立ち居振る舞いをなさるあたりは遠く離れていても香る。
English Translation
That fragrance is not of this world, so wondrous that his very presence perfumes the air far and wide.