けはひかうはしう (巻 36 かしは木-1245)

ページ: 1245巻: 36 かしは木書籍: 校異源氏物語
元テキストを見る香りの源
おまし(寝所)のあたり
性質
かうばしう (香ばしい、良い香りがする), 心にくゝ (奥ゆかしい)
連想される匂い物質
薫香
場所
柏木の自邸の寝所
知覚者
夕霧
状況
夕霧が重病の柏木を見舞った際、その寝所の様子を描写している。「おましのあたり物きよけにけはひかうはしう心にくゝそすみなしたまへる」
効果
病床にもかかわらず、柏木が高貴で奥ゆかしい様子を保っていることに夕霧が感心している。
感情
称賛穏やか
前の文
しろきゝぬとものなつかしうなよゝかなるをあまたかさねてふすまひきかけてふしたまへり
本文
おましのあたり物きよけにけはひかうはしう心にくゝそすみなしたまへる
後の文
うちとけなからようゐありとみゆをもくわつらひたる人はをのつからかみひけもみたれものむつかしきけはひもそふわさなるをや
現代語訳
お寝所のあたりは清らかで、あたりに漂う気配は香ばしく奥ゆかしく整えていらっしゃる。
English Translation
The area around his bed was pure, and the atmosphere was fragrant and elegantly arranged.