かはかり, にほひ (巻 31 まきはしら-962)

ページ: 962巻: 31 まきはしら書籍: 校異源氏物語
元テキストを見る香りの源
玉鬘 (歌の中では「花」)
匂いの担い手
風
連想される匂い物質
花
場所
宮中
知覚者
帝
時間
春
状況
帝が、返歌をためらう玉鬘に対し、「その香りを風に託してよこしなさい。宮中の立派な梅の花の枝に並ぶほどの香りでなくとも、やはり心惹かれる」と心の中で思っている。
効果
玉鬘への未練や心惹かれる気持ちを表している。
感情
愛
前の文
むいかてかきこゆへきとおほしなやむもいとかたしけなしとみたてまつる
本文
かはかりは風にもつてよはなのえにたちならふへきにほひなくともさすか
後の文
にかけはなれぬけはひをあはれとおほしつゝかへりみかちにてわたらせ給ぬや
現代語訳
その芳香を風に託してよこしなさい。花の枝に立ち並ぶほどの匂いがなくても、やはり。
English Translation
Entrust that fragrance to the wind; even if it lacks the scent to stand alongside the flowering branches, still.