おひかせ (巻 20 あさかほ-641)

ページ: 641巻: 20 あさかほ書籍: 校異源氏物語
元テキストを見る香りの源
不明(部屋に焚き込められた香り)
性質
なまめかし
匂いの担い手
風
連想される匂い物質
練香
場所
斎院の御殿
知覚者
光源氏
時間
くらふなりたるほと(暗くなった頃)
状況
源氏が斎院(朝顔の姫君)に会うため簀子から渡ってきた場面。黒い御几帳が透けて見え、風が吹き通している。
効果
優美で理想的だと感じている。
感情
称賛穏やか
前の文
とてやかてすのこよりわたり給ふくらふなりたるほとなれとにひいろのみすに
本文
くろきみき帳のすきかけあはれにおひかせなまめかしくふきとおしけはひあら
後の文
まほしすのこはかたわらいたけれはみなみのひさしにいれたてまつるせんした
現代語訳
黒い御几帳が透けて見える様子は趣深く、匂いを含んだ風が優美に吹き通し、その気配が
English Translation
The sight of the black screen of state showing through is poignant, and a scented breeze blows elegantly through, its presence...