かう, にほふ (巻 17 ゑあはせ-557)

ページ: 557巻: 17 ゑあはせ書籍: 校異源氏物語
元テキストを見る香りの源
御たきもの
性質
又なきさま, 百ふのほかをおほくすきにほふ
連想される匂い物質
薫物
場所
(贈答品)
知覚者
(調合の指示)院
時間
前斎宮の入内の準備の時
状況
院が前斎宮の入内に際して贈る調度品の一つとして、種々の薫物を比類ないほどに、香りが立つまで特別に調合させた。
感情
称賛期待
前の文
たれのはこかうこのはこともよのつねならすくさ〱の御たきものともくぬえ
本文
かう又なきさまに百ふのほかをおほくすきにほふまて心ことにとゝのへさせ給
後の文
へりおとゝみ給もせんにとかねてよりやおほしまうけゝむいとわさとかましか
現代語訳
香もまたとないほどに、百歩の外をはるかに越えて匂うほどにまで、格別にお整えになった。
English Translation
The incense, too, was of an unparalleled quality, prepared with special care until its fragrance carried far beyond a hundred paces.