かうはしき (巻 15 よもきふ-531)

ページ: 531巻: 15 よもきふ書籍: 校異源氏物語
元テキストを見る香りの源
むかしのくのえかう
性質
いとかうはしき
匂いの担い手
はこ
連想される匂い物質
九重香
場所
常陸宮邸
知覚者
侍従
時間
夜
状況
侍従との別れに際し、末摘花が形見として髪で作った鬘を箱に入れ、とても香ばしい昔の九重香を一つ添えて贈る場面。
効果
別れの形見として、姫君の思いを伝える。
感情
悲しみ
前の文
るをとりあつめてかつらにしたまへるか九尺よはかりにていときよらなるをお
本文
かしけなるはこにいれてむかしのくのえかうのいとかうはしきひとつほくして
後の文
給ふ
現代語訳
趣のある箱に入れて、昔の九重香で大変香りの良いものを一つ添えて、
English Translation
She placed it in an elegant box, adding a piece of ancient Kokonoe incense, which was very fragrant.