御くさへ (巻 06 すゑつむ花-228)

ページ: 228巻: 06 すゑつむ花書籍: 校異源氏物語
元テキストを見る香りの源
部屋に残った源氏の残り香
性質
ほの〱
匂いの担い手
空気、調度品
連想される匂い物質
薫物
場所
常陸宮邸
知覚者
光源氏
時間
朝
状況
再び末摘花の邸を訪れた源氏が、朝、部屋の様子を見ていると、古めかしい調度品の中に、自分の残り香がかすかにあるのを見つける。
効果
源氏はそれを趣深い(おかし)と感じる。
感情
興味喜び
前の文
かけて御ひくきのしとけなきをつくろひ給ふわりなうふるめきたるきやうたい
本文
のからくしけかゝけのはこなととりいてたりさすかにおとこの御くさへほの
後の文
〱あるをされておかしとみ給ふ女の御さうそくけふはよつきたりとみゆるは
現代語訳
の唐櫛笥や鏡の箱などを取り出してある。さすがに男(源氏)の残り香がかすかにあるのを、
English Translation
She had taken out a Chinese comb box, a mirror case, and the like. He noticed the faint, lingering scent of a man—his own—