にほひ (巻 06 すゑつむ花-225)

ページ: 225巻: 06 すゑつむ花書籍: 校異源氏物語
元テキストを見る香りの源
みちのくのかみ
性質
ふかう
匂いの担い手
手紙
連想される匂い物質
薫物
場所
源氏の宿所
知覚者
光源氏
時間
昼間
状況
末摘花から贈られた手紙と衣を源氏が見ている場面。手紙に使われた分厚い陸奥紙に、香りだけは深く焚きしめられている。
効果
手紙の他の要素(紙、筆跡、歌)が不器用であるのに対し、香りだけはしっかりしているという対比を生み、源氏に皮肉な感想を抱かせる。
感情
物思い不快
前の文
てこれはとりかくすへき事かはとてとり給ふもむねつふるみちのくにかみのあ
本文
あつこえたるににほひはかりはふかうしめ給へりいとようかきおほせたりうたも
後の文
からころも君かこゝろのつらけれはたもとはかくそそほちつゝのみ心えす
現代語訳
厚くこわいのに、香りだけは深く焚きしめていらっしゃる。たいそう上手に書き終えており、歌も
English Translation
Though it was thick and stiff, the fragrance alone was deeply imbued. The letter was written out very well, and the poem...