御にほひ (巻 05 わかむらさき-185)

ページ: 185巻: 05 わかむらさき書籍: 校異源氏物語
元テキストを見る香りの源
かの御 (光源氏) のうつりか
性質
おかし (素晴らしい)
匂いの担い手
御そ (お召し物)
連想される匂い物質
衣服に焚きしめた薫物
場所
六条京極の邸
知覚者
兵部卿宮
時間
昼間
状況
兵部卿宮が若紫の衣に染みついた源氏の移り香に気づき、感嘆している場面。
効果
心くるしけにおほいたり (心苦しそうにお思いになっている)
感情
喜び穏やか驚嘆
前の文
かの御うつりかのいみしうえむにしみかへらせ給へれはおかし
本文
の御にほひや御そはいとなへてと心くるしけにおほいたりとしころもあつしく
後の文
さたすき給へる人にそひ給へるよかしこにわたりてみならし給へなとものせし
現代語訳
「まあ、素晴らしい香りだこと。お召し物も並一通りではない」と心苦しそうにお思いになり、長年病気がちで…
English Translation
“Oh, what a splendid scent. And her robes are no ordinary thing,” he thought with a heavy heart, having been ill for years...