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源氏物語に登場する香りの表現を探索する

140 件の結果(ページ 1 / 7)
にほひ
香りの言葉

にほひ

香りの源

こくねちのさうやく(大蒜の丸薬)を服用した女

性質

はなやか(鼻につくほど強い)

場所

女のいる部屋の外

知覚者

式部丞

時間

昼間

本文

けにそのにほひさへはなやかにたちそへるもすへなくて

現代語訳

なるほどその匂いまでもが鼻につくほどに立ち上ってくるのも、どうしようもなくて

English Translation

Indeed, that smell too rose so pungently to my nose that I was at a loss.

ページ: 60: 02 ははきぎ
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にほひ
香りの言葉

にほひ

香りの源

光源氏

性質

いみじ(すばらしい)

場所

空蝉の寝所

知覚者

中将(空蝉の継子)

時間

本文

いみしくにほひみちてかほにもくゆりかゝる心ちするに

現代語訳

すばらしい香りが満ちて、顔にまで燻りかかるような心地がしたので

English Translation

An exquisite fragrance filled the air, and as I felt it waft up to my face,

ページ: 69: 02 ははきぎ
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かうはしくうちにほふ
香りの言葉

かうはしくうちにほふ

香りの源

かゝるけはひ (源氏の気配)

性質

かうはし (香ばしい)

場所

空蝉の寝所

知覚者

空蝉

時間

夜中

本文

くいとようまとろみたるへしかゝるけはひのいとかうはしくうちにほふにかほ

現代語訳

(若い女は)無心にぐっすりと眠っているようであった。そのような(源氏の)気配がたいそう香ばしく漂ってくるので、顔を

English Translation

She must have been sound asleep. As such a presence gave off a very fragrant scent, her face

ページ: 90: 03 うつせみ
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人か
香りの言葉

人か

香りの源

かのうす衣 (空蝉が脱ぎ捨てた薄衣)

性質

なつかしき (心惹かれるような)

場所

二条院

知覚者

光源氏

時間

暁の後

本文

なつかしき人かにしめるをみちかくならしてみゐたまへりこ君かしこにいきた

現代語訳

心惹かれるような人の香りが染みているのを、身近に置いてご覧になっている。小君が(紀伊守邸へ)行くと、

English Translation

He placed it near him and gazed at it, as it was imbued with her endearing scent. When Kokimi went there,

ページ: 94: 03 うつせみ
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こかす
香りの言葉

こかす

香りの源

不明 (焚き物)

性質

いたう

場所

夕顔の邸の前(光源氏の車)

知覚者

光源氏

時間

黄昏時

本文

しろきあふきのいたうこかしたるをこれにをきてまいらせよ

現代語訳

白い扇で、たいそう香を焚きしめたものに、これを載せて差し上げなさい。

English Translation

Place this upon the white fan, which has been heavily perfumed, and present it to him.

ページ: 102: 04 夕かほ
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にほひ, かほりみち
香りの言葉

にほひ, かほりみち

香りの源

そて (夕顔の袖)

性質

いと所せきまで

場所

夕顔の邸

知覚者

光源氏

時間

本文

そての にほひもいと所せきまてかほりみちたるにけによにおもへはをしなへたらぬ人のみすくせそかしと

現代語訳

袖の香りもたいそうあたり一面に香り満ちているので、なるほど並々ではない人の身に染みついた香りだなあ、と

English Translation

As the fragrance from her sleeves filled the entire space, he thought, "Indeed, this is the scent that has permeated the being of no ordinary person."

ページ: 104: 04 夕かほ
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うつりか
香りの言葉

うつりか

香りの源

あふき (扇)

性質

いとしみふかう, なつかし

場所

帰り道の車中

知覚者

光源氏

時間

本文

ありつるあふき御覧すれはもてならしたるうつりかいとしみふかうなつかしくておか

現代語訳

先ほどの扇をご覧になると、使い慣らした移り香がたいそう深く染みて心ひかれるので、おかしいと

English Translation

When he looked at the fan from before, the familiar scent that had transferred to it was so deeply permeated and endearing that he found it charming.

ページ: 104: 04 夕かほ
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かほりいで, にほひみちたる
香りの言葉

かほりいで, にほひみちたる

香りの源

そらたきもの (空薫物)

性質

心にくく (奥ゆかしく)

場所

僧都の庵

知覚者

光源氏

時間

本文

そらたきものいと心にくゝかほりいて名香のかなとにほひみちたるに

現代語訳

空薫物が奥ゆかしく香り立ち、名香の香りが満ちているところに、

English Translation

An incense was emitting a subtle fragrance, and the scent of fine perfumes filled the air, where...

ページ: 160: 05 わかむらさき
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御をひかせ
香りの言葉

御をひかせ

香りの源

きみ (光源氏)

性質

いとことなり (格別だ)

場所

僧都の庵

知覚者

うちの人〱 (庵の人々)

時間

本文

きみの御をひかせいとことなれはうちの人〱も心つかひすへかめり

現代語訳

君(光源氏)の衣から立つ香りが格別であるので、庵の人々もどうしたものかと気遣いをする様子である。

English Translation

His Grace's scent carried on the air was so exceptional that the people of the hermitage seemed to be at a loss as to how to act.

ページ: 160: 05 わかむらさき
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御うつりか
香りの言葉

御うつりか

香りの源

かの御 (光源氏)

性質

いみしう (たいそう)

場所

六条京極の邸

知覚者

兵部卿宮 (地の文による描写)

時間

昼間

本文

かの御うつりかのいみしうえむにしみかへらせ給へれはおかし

現代語訳

あの君(光源氏)の移り香がたいそう衣に染み込んでいらっしゃるのは、趣深い。

English Translation

That lord's lingering scent had deeply permeated her robes, which was intriguing.

ページ: 185: 05 わかむらさき
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御にほひ
香りの言葉

御にほひ

香りの源

かの御 (光源氏) のうつりか

性質

おかし (素晴らしい)

場所

六条京極の邸

知覚者

兵部卿宮

時間

昼間

本文

の御にほひや御そはいとなへてと心くるしけにおほいたりとしころもあつしく

現代語訳

「まあ、素晴らしい香りだこと。お召し物も並一通りではない」と心苦しそうにお思いになり、長年病気がちで…

English Translation

“Oh, what a splendid scent. And her robes are no ordinary thing,” he thought with a heavy heart, having been ill for years...

ページ: 185: 05 わかむらさき
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にほひくる
香りの言葉

にほひくる

香りの源

光源氏

性質

めつらしき

場所

常陸宮邸

知覚者

なま女はら

時間

本文

たるにかくよにめつらしき御けはひのもりにほひくるをはなま女はらなともゑ

現代語訳

このように世にも珍しい(源氏の)気配が漏れ漂ってくるのを、若い女房たちなども

English Translation

When such a rare and wonderful presence wafted out, the young gentlewomen and others...

ページ: 210: 06 すゑつむ花
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えひのか
香りの言葉

えひのか

香りの源

光源氏の衣

性質

なつかしう

場所

常陸宮邸

知覚者

末摘花

時間

本文

されてゐさりより給へるけはひしのひやかにえひのかいとなつかしうかほりい

現代語訳

促されて(几帳際に)膝行り寄りなさった気配は静かで、衣の香が心ひかれるように香り出て、

English Translation

Urged on, he knelt closer, his presence quiet, and the scent of his robes wafted out alluringly,

ページ: 213: 06 すゑつむ花
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かうはしき
香りの言葉

かうはしき

香りの源

ふるきのかはきぬ

性質

きよらにかうはしき

場所

常陸宮邸

知覚者

光源氏

時間

明け方

本文

いときよらにかうはしきをき給へりこたいのゆへつきたる御さうそくなれとな

現代語訳

とても清らかで香ばしいものを着ていらっしゃる。古風で由緒ありげな装束ではあるが、

English Translation

She wore something very pure and fragrant. Though it was an old-fashioned and formal attire,

ページ: 221: 06 すゑつむ花
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にほひ
香りの言葉

にほひ

香りの源

みちのくのかみ

性質

ふかう

場所

源氏の宿所

知覚者

光源氏

時間

昼間

本文

あつこえたるににほひはかりはふかうしめ給へりいとようかきおほせたりうたも

現代語訳

厚くこわいのに、香りだけは深く焚きしめていらっしゃる。たいそう上手に書き終えており、歌も

English Translation

Though it was thick and stiff, the fragrance alone was deeply imbued. The letter was written out very well, and the poem...

ページ: 225: 06 すゑつむ花
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御くさへ
香りの言葉

御くさへ

香りの源

部屋に残った源氏の残り香

性質

ほの〱

場所

常陸宮邸

知覚者

光源氏

時間

本文

のからくしけかゝけのはこなととりいてたりさすかにおとこの御くさへほの

現代語訳

の唐櫛笥や鏡の箱などを取り出してある。さすがに男(源氏)の残り香がかすかにあるのを、

English Translation

She had taken out a Chinese comb box, a mirror case, and the like. He noticed the faint, lingering scent of a man—his own—

ページ: 228: 06 すゑつむ花
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そらたきもの、くゆりて
香りの言葉

そらたきもの、くゆりて

香りの源

そらたきもの (空薫物)

性質

けふたう (香気が強い)

場所

右大臣家の寝殿、東の対の口

知覚者

光源氏

時間

本文

のわかうとともにはあらすあてにおかしきけはひしるしそらたきものいとけふたうくゆりて

現代語訳

並の姉妹たちとは違って、高貴で優美な雰囲気がはっきりとわかり、空薫物がたいそう香気を放って燻っており、

English Translation

Unlike ordinary sisters, their noble and elegant air was apparent, and the room incense was burning, emitting a rich fragrance,

ページ: 278: 08 花のえん
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けしのか
香りの言葉

けしのか

香りの源

葵の上の病室で物の怪を調伏するために焚かれた芥子

性質

あやしさ

場所

六条御息所の邸

知覚者

六条御息所

時間

葵の上出産後

本文

ゝくるに御そなともたゝけしのかにしみかへりたるあやしさに御ゆするまいり

現代語訳

続けていると、お召し物などにただ芥子の香りが染みついている不思議さに、湯浴みをあそばし、

English Translation

As she continued to ponder, she noticed with bewilderment that her robes and other things were imbued with the scent of poppy seeds, so she had a bath prepared.

ページ: 300: 09 あふひ
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香
香りの言葉

香りの源

さかきは

性質

なつかしみ

場所

をとめこかあたり

知覚者

光源氏

時間

本文

  をとめこかあたりとおもへはさかきはの香をなつかしみとめてこそおれお

現代語訳

乙女たちがいるあたりだと思うと、榊の葉の香りに心惹かれて立ち止まって折ってしまったよ。

English Translation

Thinking this is where the maidens are, I stopped and broke off a branch, drawn by the scent of the sacred sakaki leaves.

ページ: 336: 10 さか木
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にほひ、けふり
香りの言葉

にほひ、けふり

香りの源

くろほう、みやうかう

性質

ものふかき、ほのかな

場所

みすのうち

知覚者

光源氏

時間

本文

のにほひいとものふかきくろほうにしみてみやうかうのけふりもほのかなり

現代語訳

(御簾の)内の香りがたいそう奥深い黒方(の薫物)に染みて、名香の煙もほのかである。

English Translation

The scent from within, deeply imbued with kurobō incense, was profound, and the smoke of fine incense was also faint.

ページ: 367: 10 さか木
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