にほひのうつりたる (Volume 13 あかし-473)

Page: 473Volume: 13 あかしBook: 校異源氏物語
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源氏の君
Quality
えならぬ
Odour Carrier
御そ
Evoked Odorant
薫物
Location
明石の浦
Perceiver
明石の上の女
Time
源氏が京へ帰る日の朝
Circumstances
源氏が京へ帰る際、形見として自分が着ていた衣(御そ)を明石の上の女に贈る場面。「かたみにそかふへかりける...中のころもを」
Effect
受け取った人の心に深く染み入るであろうとされている。「いかゝ人の心にもしめさらむ」
Emotions
sadnesslove
Previous Sentence
心さしあるをとてたてまつりかふ御身になれたるともをつかはすけにいまひとへしのはれ給へきことをそふる形見なめり
Main Sentence
えならぬ御そにゝほひのうつりたるを
Following Sentence
いかゝ人の心にもしめさらむ入道いまはと世をはなれ侍にし身なれともけふの
Modern Japanese Translation
何とも言えないほど素晴らしい御衣に(源氏の君の芳香が)移っているのを。
English Translation
The ineffably wonderful scent had transferred onto the noble garment.