けしのか (Volume 09 あふひ-300)

Page: 300Volume: 09 あふひBook: 校異源氏物語
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葵の上の病室で物の怪を調伏するために焚かれた芥子
Quality
あやしさ
Odour Carrier
御そ (六条御息所の衣服)
Evoked Odorant
芥子
Location
六条御息所の邸
Perceiver
六条御息所
Time
葵の上出産後
Circumstances
葵の上の物の怪が自分の生霊ではないかと悩む六条御息所が、自分の衣服に芥子の香りが染みついていることに気づき、不思議に思う場面。「あやしうわれにもあらぬ御心ちをおほしつゝくるに御そなともたゝけしのかにしみかへりたるあやしさに」
Effect
不思議に思い、湯浴みをして着替えるが香りが消えず、自分の身でありながら気味悪く思う。「わか身なからたにうとましうおほさるゝ」
Emotions
feardisgustapprehension
Previous Sentence
たいらかにもはたとうちおほしけりあやしうわれにもあらぬ御心ちをおほしつ
Main Sentence
ゝくるに御そなともたゝけしのかにしみかへりたるあやしさに御ゆするまいり
Following Sentence
御そきかへなとし給て心みたまへと猶おなしやうにのみあれはわか身なからた
Modern Japanese Translation
続けていると、お召し物などにただ芥子の香りが染みついている不思議さに、湯浴みをあそばし、
English Translation
As she continued to ponder, she noticed with bewilderment that her robes and other things were imbued with the scent of poppy seeds, so she had a bath prepared.